開発企画部

ルミネのハード部隊が提案する、
次世代型商業施設とは?

増田 順也

開発企画部

増田 順也 MASUDA JUNYA

2014年入社。ルミネ新宿店に配属後、営業部を経て施設管理部へ異動。2018年にルミネ大宮店の施設管理部を経験した後、2021年から現職に就く。

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「建てて終わり」ではなく、評価が数値として表れる。

大学時代は都市計画を専攻していたという開発企画部の増田順也さん。「街づくりに貢献したい」という想いから、就職活動では商業施設の開発部署を志望。「商業施設は『建てて終わり』ではなく、その後の賑わいや使われ方などにより評価されます。ルミネの場合、駅という好立地で勝負できますし、自分が担当した改装工事により売上げが上がるなど、目に見える形で手応えが得られる点に魅力を感じています」。
現在、増田さんは新規開発案件の他、3館の既存店のマネジメント業務を担当しています。「各館の改装工事は本社が一括して担当するという商業施設も多いですが、ルミネでは各館の施設管理部が担当します」。その中で、開発企画部の役割は各館の施設管理部が計画した改修工事について、経営戦略を踏まえたアドバイスや予算管理をすることです。「全体のバランスを見ながら、偏りすぎないよう各館に必要な予算を割り振るなど、広い視野と経営的な視点が求められます」。

ルミネとして、時代のニーズにどう応えるか。

現在、進行中の新規開発案件では、「これまでの商業施設にない、真新しい空間を提供したい」と考えている増田さん。特に意識しているのが、「ルミネとして、いかに時代のニーズに応えるか」ということです。「例えばパウダールームなら、これまでは機能性とデザイン性を兼ね備えたお洒落な空間を提供してきました。しかし、多様性が尊重されるこれからの時代、車椅子やベビーカー、LGBTのお客さまにも安心してご利用いただける施設になっているか、という視点も重要です」。まっさらなレイアウトからスタートできる新規開発案件だからこそ、自由度の高い仕組みや新しいアイデアが求められます。
こうした背景には、ルミネのターゲット層の変化も影響しています。ライフスタイルが急速に変化している今、従来の20~30代の女性だけでなく、「より幅広い層のお客さまに新しいライフスタイルを提案していきたい」と増田さんは考えます。「コロナ禍によるリモートワークの浸透により、生活のオンとオフの境目が曖昧になってきています。その中で、例えばルミネの共用スペースに仕事ができる空間を設けるなど、ショッピングと仕事、パブリックとプライベートといった境界を曖昧にしてみるのも面白いと感じています」。

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見た目だけじゃなく、「使える」空間を。

ハードの側面から、ルミネの新しい在り方を模索している増田さん。一番のインプットは「気になった空間に足を運んでみること」だと言います。「他社の商業施設やホテルなど、参考になりそうな空間ならどこへでも行きます。そうすることで、どういう人がどんなふうに利用しているのかといった、SNSやホームページからはつかめないリアルな情報が得られます」。
その際、増田さんが着目しているのが、企画した人の意図と実際の使われ方に乖離がないかということ。例えば、ホームページでは施設の「顔」として取り上げられているエントランスでも、実際に行ってみるとほとんど人がいないことも。「どんなにお金をかけて意匠性の高い空間をつくっても、楽しんでくださるお客さまがいなければ意味がありません」。そう考える背景には、商業施設としての使命感があります。「建物全体でお客さまに楽しんでいただける雰囲気を醸成し、集客に結びつけること。それが路面店ではなく、商業施設としての存在意義だと感じています」。
増田さんに将来の目標を聞くと、意外な答えが返ってきました。「ルミネは、内部にはキラキラとした空間が広がっていますが、外観は普通の駅ビルです。ルミネのイメージをより確立できるよう、いずれは外観デザインにも挑戦してみたいですね」。商業施設の常識を変えていく、増田さんの挑戦は続きます。

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