LUMINE ART FAIR
アートのある毎日への扉をひらく「LUMINE ART FAIR」。
先進気鋭のアーティストたちによる、
多種多様な作品が大集結したイベントをご紹介!
「アートのある毎日を。」をテーマに、2010年にスタートした「LUMINE meets ART」プロジェクト。このプロジェクトの一環として、ルミネがキュレーションしたアーティストが参加するアートフェア「LUMINE ART FAIR」を開催しました。「アートに興味はあるけど、難しそうで勇気が出ない」「暮らしの中に気軽にアートを取り入れたい」、そんな気持ちを叶え、アートと共に暮らす第一歩を応援するのがこのアートフェアの目的です。
コロナ禍を乗り越え、4年ぶり第二回目の開催となる「LUMINE ART FAIR」。
今回は当日の様子をレポートします!
普段の生活に取り入れられる、
手に取りやすいアートが集結!
ルミネゼロ(ニュウマン新宿 5F)の真っ白な会場に足を踏み入れると、国内外で活躍する29組のアーティストたちによる作品が来場者を出迎えます。どの作品にも共通するのは、自宅やオフィスなど身近な空間に飾れるサイズかつ、手に取りやすい価格帯であること。アートと暮らす最初の1点“My First collection”を、多くの人に体験してもらいたいという思いが込められています。
また、会場内にはアートコンシェルジュが常在しており、アートの飾り方や楽しみ方、保管方法をアドバイスしてくれます。アートに精通していなくとも安心して楽しめるための工夫が、至るところに散りばめられている。それが「LUMINE ART FAIR」の魅力です。
そして今回、2年ぶりに「LUMINE meets ART AWARD-オーディエンス・アワード-」を開催し、会場を訪れたお客さまの投票によってグランプリアーティストを決定します。専門家ではなく、お客さまに審査員を務めていただくことで、よりアートを身近に感じてほしい、ひらかれたものにしたいという意図が込められています。最も多くのお客さまに選ばれたアーティストの作品は、2024年にルミネのウィンドウにて展示されます。
ルミネの内定者たちも参加!
アートディレクターによる会場内ツアー
「思い切って来場したものの、作品をどう見ればいいのかわからない」「各アーティストについて詳しく知りたい」という方々のために、アートのプロによる会場内ツアーも行われました。案内人は、本フェアのディレクターで、NYの「NowHere」、東京の「hpgrp GALLERY TOKYO」両ギャラリーのディレクターも務める戸塚憲太郎さん。その作品を手がけたアーティストの背景について、じっくり解説してくれるツアーでした。
このツアーにルミネの内定者たちも参加。ルミネがアートフェアを行う意義や、各アーティストの作品に対するこだわりについて、真剣な眼差しで聞く様子が印象的でした。また、「作品のアイデアを思いつくのはどんなときですか?」「作品を生み出し続けるモチベーションは何ですか?」など、在廊していたアーティストたちへの質問も多く挙がりました。
内定者の声
ルミネの理念にもある「期待の先をみたす」という姿勢が色濃く表れた取り組みだと思いました。普段足繁く美術展やアートフェアに通っているわけではないけれど、アートには少し興味がある。そんな方々に、アートを身近に感じていただくことで、新しい日常の扉をひらくお手伝いをしているのだと気づきました。
内定者の声
こうした取り組みの積み重ねによって、ルミネは新しい体験をさせてくれる場所だというイメージを広めてきたんだと実感しました。私も入社後、ルミネだからこそ提供できる体験とは何か考え続けていきたいです。
内定者の声
正直、ルミネがここまでアートと密接に関わる取り組みをしていることを知らなかったので、今度からは発信者側に立ち、ルミネとアートとの関係性を周りにも伝えていきたいと思いました。
内定者の声
出展者であるアーティストの方々と直接お話ししたことで、作品の背景について知ることができて嬉しかったです。アートに全く詳しくないので不安だったのですが、そんな自分でも最初から最後まで楽しめました。アートに興味はあるけど一歩踏み出す勇気が出ないという方に寄り添う、素敵な取り組みだと改めて感じました。
It‘s a living ことリカルド・ゴンザレスによる
ライブペインティングの披露!
自身を体現する言葉として「It‘s a living」を掲げ、ブルックリンを拠点に世界で活躍するアーティスト、リカルド・ゴンザレス氏によるライプペインティングが披露されました。2017年に、ルミネ新宿 ルミネ2のウインドウでライブペインティングを実施して以来、ルミネでは2度目のパフォーマンス。余計なものを削ぎ落とした、シンプルかつ力強いメッセージが、パフォーマンスを見守る数多くの来場者の心を掴みました。
主催者に聞く、
「「LUMINE ART FAIR」への想い。
本フェアのディレクターを務める、ニューヨークのギャラリー「NOWHERE」のディレクター 戸塚憲太郎さんと、本フェアの企画・運営を手がける、マーケティングデザイン部 石原 美香さんに、「LUMINE ART FAIR」への想いを語ってもらいました。
戸塚アートと言えば専門知識が必要で、選ばれた人だけが楽しめるもの。アートは感じるものであり、一般人には理解できないもの。そんな誤った理解が進んでしまった日本社会に一石を投じることで、誰もがアートを身近に感じ、楽しめる世の中にしたい。そんな想いが、「LUMINE ART FAIR」ひいては「LUMINE meets ART」プロジェクトには込められています。
石原格式高いギャラリーや、招待制の展覧会に足を運ぶのはなかなか勇気がいると思います。でも、日常の延長線上にあるルミネなら、買い物のついでにフラッと立ち寄ることができる。ルミネでアートフェアをやることが、お客さまとアートを結ぶきっかけになると考えました。
戸塚そもそも、アートを身近に感じることがなぜ大切なのか。その理由は、アートが「新しさ」を内包する概念だからだと思います。アートと呼ばれるものには、数えられないほど多くの種類があります。趣味で休みの日に描く水彩画もアートだし、理解しづらい奇妙な作品もアートだし、リカルドのようなストリートアートもアートの一つ。そのどれにも当てはまるのは、今までにない新しい作品であること。そんな「新しさ」に触れることで、価値観が広がり、自分と違うものを受け入れる力がつく。そうした人々が増えれば、違いに価値を持てる社会をつくることができる。アートには、そんな力があると思うんです。
石原今、戸塚さんがお話しした「価値観が広がる」という点にこそ、ルミネがこのプロジェクトを手がける理由が表れています。ルミネの理念「the Life Value Presenter」を実現するためには、衣食住だけでなく、より生活を豊かにしてくれるカルチャーの発信も必要不可欠です。その一つとしてアートを届けることで、お客さまのライフスタイルに新しい価値を提供できる。ルミネを訪れるお客さまが、日々の発見や喜びを感じるきっかけになりたいですね。
戸塚とても意義のあるプロジェクトだと思うので、今後も「LUMINE ART FAIR」は継続的に開催していきたいですね。アートフェアはここ数年でよく見かけるようになりましたが、一般の方にも広くひらかれたイベントはそこまで多くありません。そのため、本フェアを通じて、誰でも、いつでも、アクティブにアートを購入できる環境を整えていきたいです。
石原そうですね。こうしたプロジェクトを通じて、お客さまがご自身の世界を拡げていくお手伝いができれば嬉しいです。そのためには、現在の取り組みを続けていくのはもちろん、新たな取り組みにチャレンジしていくことも必要。そこで、これからルミネに入社する方には「心のアンテナ」を大切にしてほしいと伝えたいです。自分が何に心動かされるのか、今社会で起きていることをどう捉えているのか、「心のアンテナ」でキャッチしたことをもとに、お客さまの笑顔につながるアイデアを生み出してくれると嬉しいです。